こんばんは!ケローネです。
皆さん、ショアジギングに行く際に良くあると思いますが、天候に関する注意点です。
今回の注意点は本当に命に関わる大事な話です。
なぜこういう話をするかと言うと、釣りが好きな人は悪天候でも釣りをしようとします。
特にこんな時・・・
・久々の休みでやっと釣りが出来る!
・遠征でもうこの日に行くと決めている!
・とにかく今日は行きたい!(ストレスとか・・・)
・こういう日しか釣れない魚がいる!
気持ちは分かるのですが、死んでしまっては元も子もありません。
自己責任ではありますが、場合によっては周りに迷惑を掛けることもありますので、大人の判断をお願いします。
台風・高波
余り台風の最中に釣りをする人はいないと思いますが、その前後の微妙な時期は釣りに行く方がいます。
良く言われる「嵐の前の荒食い」「台風一過の爆釣」というやつですね。
もちろん、ベストなタイミングもありますが、ちょっとこれは危なくないか?という時があります。
先日、実際にそれで事件が起きてしまいました。
ケローネが良く釣りをするフィールドで高波にさらわれてしまったようです。
生死はまだ分かりませんが、恐らくは・・・
この堤防ですが、いつもはこんな感じです。
海面から2~3mくらいの高さがあるような堤防(放水路)になっています。
いつも人が居ますが、本来は立入禁止の場所のようです。
この堤防に高波が押し寄せているので、相当なエネルギーを持った高波(ウネリ)です。
こんな波に飲まれたら大人とは言え為す術無く海に引きずり込まれます。
違うタイミングの写真ではこんな状態です。
そこまでして釣りをしなければいけなかったのか?というと、実はヒラスズキはこういう荒れた時に釣れるのです。
流石にこの写真の状態の時はどうなのかとは思いますが、とにかくこういう白い波(サラシ)が出ていないと釣れない魚ではあります。
よって、こういうサラシが出ていると釣りに行きたくなるのがヒラスズキ狙いのアングラーなんですよね。
今回の方がそういった目的だったかは分かりません。
ただ、実際にここは荒れた日にヒラスズキが釣れるということで、実際に落ちている人は何人もいるのは事実です。
まぁ、この写真の状態はかなり極端ではありますが、ここまで行かずとも危ない高波の時に釣りをしている方はいるので、皆さんも危ないと思ったらサーフに入らないようにお願いします。
釣り人ではありませんが、今年の夏に若い命が奪われています。
若気の至りでは済まされません。
自然は本当に怖いです。
結果的に3名とも亡くなっています。
波には波がある
ギャグではありません。
確率なのか統計なのかは分かりませんが、1000回に1回の割合で1.4倍の高さの波が来るようです。
皆さんも波が高い時に、時々ドカンとデカい波が来るな、と思ったことは無いでしょうか?
それがこの話です。
ちょっと危ないけどやってみよう、という気持ちでやるとこの1回にやられてしまうかもしれません。
仮に体が無事でもタックルが流されてしまうことはあります。
ルアーケースが流されたらその夜は枕を濡らすしかありません!
気を付けましょう!
雷
結構雷が来ているのに釣りを続けている人を見かけます。
遠くで光っている程度であればまだ良いのですが、音が聞こえるくらいの近さであれば帰宅の準備をした方が良いです。
もしくは、一旦車などに退避しましょう。
雷ということは雨も降っていると思います。
濡れたロッド(カーボン)はまさに避雷針と同じです。
ここに落ちて下さい、と雷に言っているようなものです。
体も濡れていますので、間違い無く死ぬパターンです。
特に、本当に雷が近いと以下の事象が出ます。
・キャストなどのタイミングでビリビリ静電気を感じる
・PEラインが空に向かって浮き始める
これは雷が至近距離に来ているため、空気中に電気(静電気)が帯電している状態です。
もういつ落ちてもおかしくないので、この事象が出たら可及的速やかに避難して下さい。
まとめ
如何だったでしょうか?
上記のような状況下で釣りをしたことがある方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
その時は大丈夫だったかもしれませんが、事が起きてからでは遅いので、無理をせずに撤収をお願いします!
では!